サンキュー!

























あたし 本当は









あの日 死んでたかも しれない。


























すっごく 悩んでて、








今となっては、何をそんなに 苦しんでたのかわからない








けど あの時は


マジ 辛くて










相談したんだ。








友達に。








うん・・・・・・・・・・


友達だと 思ってた





あの 瞬間まで。



































『だったら、死ねば』












































彼女は、そう 言い捨てて 踵を返した。





















































あたしは いったい 何を 聞いてもらってたんだろう。

















その 瞬間まで 死ぬほど辛いと 思ってた”コト”は、彼女の一言で 取るに足らない”コト”に 変わった。







「わかった、死ぬ・・・・・。死ぬから・・・・・・・・・絶対・・・・・・」



彼女が 背中で 笑ったように 見えた。







































その後の事は、よく覚えていない。






あまりの ショックに 心は ついていけず、涙もない。


頭は マヒして


「死んでやる・・・・・・・死んでやる・・・・・・・・」  と ぐるぐる 繰り返す。 


切り離された身体は 平静で


いつも通りの日課を いつも通りに こなしてゆく。




そうしながら、



探していた。







死に方と




死に場所を・・・・・・・・・・・。








そして








君と








出逢った。

















































































「何、じろじろ 見てんだっ。」


「いいじゃん、べつに♪」



冬獅郎は、仏頂面で 再び 斬魄刀の手入れに戻る。



そんな 顔したってムダなのに。



耳まで 真っ赤にして・・・・・・・・。 



あんまり かわいいから 君の事、


ずっと 見ているよ。






























・・・・・・・」



冬獅郎は、斬魄刀の 仕上がりを 確認しながら 呟いた。




「なに?」



あたしは、君の 姿を 仕草を 見ているだけで、生きていてよかった と 思う。


君の声が 耳を 擽るだけで 幸せを 感じられる。



















「――――――ありがとな。」


「えっ?」



冬獅郎が 小さな声で 言った。



本当は、聞こえてたンだけど、わざと 聞き返す。


君の声を もっと 聞きたいから。



「なんて、言った?」



冬獅郎は、斬魄刀を 鞘に 納めると、畳の上に置き 目線を 愛刀に定めたまま 言の葉を 紡ぐ。





「ココに 居てくれて・・・・・・・・感謝している・・・・・・」




―――――えっ?  感謝してるのは、あたしの 方なのに?





―――――――


俺は、お前と居る時だけは 自分を飾らずに いられる。 



雛森に 対するように 認められたいと 気を張ることもなく、松本と 居る時のように 隊長として 立派でありたいと イラつくことも無い。


俺は、俺で 居られる。






俺が あの時 任務を 速やかに 全う出来ていれば お前の世界を 奪わずに 済んだかもしれないのに・・・・・・・・


『帰りたい』と 一言も 言わねぇ。


お前が 帰還を 望むなら、俺は 全力で その願いを 叶えてやる。



だが、実際は お前が それを 口にするコトはない。








 俺が それを 恐れているのを 知っているのか? 




























・・・・・・・

















俺が、お前に してやれるコトは 何だ?


























「 冬獅郎――――。」


「なっ、!!ってぇ〜!!」


呼ばれて 素直に 振り向けば デコピン!!!


「あっはははははは」


「ってめぇっ、何しやがる!!」


「元気 なった?」


は、悪戯っぽい笑みを浮かべて 嬉しそうだ。



そう、俺は この笑顔に勝てねぇ。


凍てつき勝ちな 俺の心を 一瞬で 溶かしてしまう。


「俺は、べ、別に―――― 」


「だって、なんか・・・・変。」




そんな風に 上目づかいに俺を見るな。


身体に わりぃじゃねぇか!




「別に 変でも なんでもねぇ。」













「さんきゅー!」


「はあ?」



「あたしも、感謝してる。」






何で?





俺、なんか お前に 感謝されるような事したっけ?
















俺は、




お前の日常を 奪い、己の都合で お前の自由を 束縛している サイテーな野郎なのに?















































冬獅郎・・・・・・・・





君に 逢えて よかった。





あたしは もう 何があっても 生きてゆける。







































































君の 存在に 感謝してるよ。

























実体験を アレンジしました。



ちょっと、前半 重くて 暗かったですか?

たとえ、冗談でも 言っちゃいけない言葉って あるんです。


ようやく ふっきれました。

今は、全く 元気です。


好きなもの、好きな人、見つけられたから♪




ちなみに 去っていった彼女とは その後 会っていません。





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