紅葉華月さまの夢物語・二枚目
『二枚目    苺大福』















ダ ン ッ    と廊下を走り抜ける音がする





その本人、     は急いでいた





先ほど地獄蝶で、十番隊副隊長 ・ 松本 乱菊から伝令を受けていたからである





仮にも副隊長の乱菊を待たせてはいけない!    とか





十番隊隊長の日番谷が怪我をした!!    とかではなく、





『 やっほ〜!  ちゃんのだぁいすきな《花園》の“苺大福”を手に入れたよ〜んw



 一緒に食べよう!! 』





という内容であったからだ





そんなことに地獄蝶を使っていいのか!?  と著者的には思うのだが、





苺大福という言葉を聞いてしまった はすでに上の空で、





それを乱菊に注意する事さえも気が付かなかった





「 《花園》の苺大福といえば、ふわっふわでもちもちしててすっごくおいしいんだよねぇ〜 」





その事を考えるだけで、 の顔が自然にほころぶ





頭の中を“苺大福”だいっぱいにしながら上機嫌で走っていると、どこからか唐突に名前を呼ばれた





「      !! 」         「!!」





その声の主がわかり、 の頭の中の苺大福は一瞬にして弾け飛んだ





『 この声は日番谷くん!? 』





辺りを見回すと、内庭の黒松の樹上に思ったとおり、日番谷がいた





「 なんだ、日番谷くんかぁ。 ビックリしたじゃん。 何やってんの?そんなとこで 」





口から出た言葉とは裏腹に、内心はドッキドキでヒヤヒヤの





好きな人に会えて嬉しくない女の子はいない





だがそれは時と場合によって、悪い方へ転ぶこともあるのだ





「 それはこっちのセリフだ。何でここにいるんだ? それから、俺は隊長だ。何度も言ってんだろ 」





日番谷は瞬歩で目の前に降りてみせる





いつも通り不機嫌そうな顔をさせて





日番谷について言えば、ほとんど機嫌の良かったためしがない。





万が一、彼が大声で笑ったり、はしゃいだりしている姿を見かけたら、写真に収めることをお勧めする





必ずや、ソウルソサエティーで注目の的になるだろう。





「 どこへ行く気だ?そっちは十番隊隊舎だぞ。 」





この問いに、  はあらかじめ考えておいた言い訳を使う





「 えっと、書類をとどけに ・ ・ ・ 」





ついでに、本当は一週間ほど前に届けなければいけなかったはずの書類を差し出す





日番谷は 怪しい という目で書類を受け取り、めくって調べる





 『まさか 「 仕事サボって苺大福頂きにきましたぁ! 」 なぁんて言えるわけ 





 ないしね〜。こういう時のために取っといてよかった。 』





 乱菊のようなやつである











 「 ・・・確かに 」





確認し終えた日番谷は、顔を上げて言う。





「 じゃ、じゃあ私はこれで 」           「 待て 」





ド ッ キ ン!!





気づかれたのだろうか ?





振り返り、タラリと冷や汗の流れる顔で聞く





「 ナ、ナンデゴゼェマショカ? 」





「 言葉使い変だぞ。 お前、この時間第二種待機番じゃなかったか? 」





「 エ〜、チガイマスヨ〜。 《 げっ、何で知ってるのぉ!? 》 」





明らか口調がおかしい





日番谷は二歩ほど に近づく                                  















・・・ ・・・














・・・・・・続きは 執筆中です・・・・・





    





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